こうだい 和歌山県立医科大学2年

高校1年生の頃、オーストラリアに語学留学を行ったのをきっかけに海外に興味を抱くようになりました。

そして、医療の道を選択し、昨年の夏にはカンボジアに行きました。

そこで、フィリピンの凄まじい現状を聞いたことから、スラムやゴミ山を見てみたいと思い、フィリピンでのボランティアを決めました。

実際、スラムやゴミ山は想像をはるかに上回る劣悪な環境で自分の目を疑うほどの光景でした。

生活ゴミやガラスの破片が散乱し、ゴミは悪臭を放ち、数え切れないほどのハエが飛び交っていました。

しかし、その中でも、子どもたちは懸命に生きていました。

彼らは元気よく、いつも笑顔でした。

貧困=不幸というイメージがそうではなくなり、幸せとは何なのか、自分たちは幸せなのかを考えさせられました。

また、自分1人ではどうにもできない現状に胸が張り裂けるような思いでした。

自分の微力さを感じながらも、今の自分にできることは何なのか帰国してからどう生きていくべきかを考えるいい機会になりました。

現地の子どもたちとの関わりの中では、将来日本に行きたいと話す子どもがいました。

しかし、スラムで生まれ育つ彼らにとってそのハードルは高く、恐らく行けないでしょう。

たまたまその国に生まれただけで、その家庭に生まれただけでこれほどまでの差があることに世の中の不平等さを感じました。  

また、ボランティア活動を通して素晴らしい仲間に出会うことができました。

これまでの様々な経験から色々な目的を持ち全国から集まったみんなとの活動、交流は一生忘れられない貴重な時間になりました。

グローリアセブに出会い様々な刺激的な経験ができたこと、そして、素敵な仲間たちに出会えたことにとても感謝しています。

この経験を帰国後忘れずに活かせるよう日々の生活を送りたいです。

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