きずな 帝京大学3年

ボランティア活動を通して普段日本に住んでいるだけでは見ることのない光景をたくさん見ることができ、また実際に触れることが出来てとても良い経験になりました。

このホランティアには、もともと就活の前にセブ島に旅行に行きたいって思って、せっかくなら何か、自分の学びになるような事が出来たらなと思ったのがキッカケです。

昨年に高校の時の友だちがグローリアセブでのボランティアに参加していてインスタグラムにたくさんあげていて、元々その友達にボランティアに誘われていたのですがその時は行けず、ずっと参加したいと思っていたので、今回グローリアセブのボランティアに参加できてとても良かったです。

 

実際に参加してみて思ったことは、テレビで映されているような貧困でかわいそうな子供たちっていう言葉ではかたずけられないなと思いました。

特に印象に残ったのはゴミ山に行った時の事です。

まずゴミの上に住んでいるということが衝撃で、しかしその集落の人たちはスカベンジャーというゴミを集めて生計をたてていることに驚きました。

しかもそれが国のリサイクルのしくみの一つになっているという日本ではありえない現状にとても驚きを受けました。

そしてゴミ山の子どもたちと遊んでいると子どもたちの間にも、いじめのようなことがあることも感じました。

ゴミ山に住んでいる子に対してこの子は汚いからとか、遊びに入れないような様子が見えました。

また、その子は親がいないと言っていて、灯りもないゴミ山の上で夜はどうやってすごしているのかとか、そもそもゴミの上に立ってみて、ニオイもすごかったし衛生的なこともすごく気になりました。

将来、貧困の国のこどもたちの生活が良くなるようになにか出来たらいいなって思っていたのですが、学習面や貧困以外にもこまかい問題がたくさんあって、自分は何をすることが一番いいのかわからなくなってしまいました。

スラムに住んでいる人たちは、今の生活に満足していてとても良い人たちで、一概にみんなキレイな家の環境に移してあげることがその人たちの望んでいることなのかもわからなくなりました。

この経験と感じたことは、日本に帰ってからもたくさんの人に知ってもらわないといけないと思いました。

2025.09.03

 

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