じゅり 関西外国語大学3年

いつも教科書や座学を通して学んでいた貧困、異文化、教育についても理解を深めるため、この目で実際に見て肌で感じるためにグローリアセブのボランティアに参加しました。(同じ大学の友達と共に!)

墓地・山岳・ゴミ山で暮らす人々やスカラーを受けて勉強をする子ども達と関わってきた4日間と、大きなショッピングモールでショッピングを楽しみ、ツアーに参加してリゾート地を堪能した2日間で、フィリピンという国がどういう国なのか分かりました。

教科書や動画で見てきたスラム街やそこに住む人々に対する想いも少し変わりました。

スラム街は創造以上に荒れていて、「ここに人が住めるのか?」と驚きましたが、そこに住む人々は「可哀想」という感情が湧かないくらいの笑顔で私達を迎えてくれました。

とても綺麗な目で私達を見て、「どこから来たの?」「私の夢は〇〇になること!」「一緒に遊ぼう!」と言ってくれる子ども達にとっても元気と勇気をもらえました。

この子達を守りたい気持ち、守らなければいけないという使命感を感じたけれど、この子達の夢(教師、看護師、警察官、弁護士)がかなう確率は1%という現実にとてももどかしさを感じました。

また、元気いっぱいの子ども達や愉快な大人達の歯、傷、身体の汚れから、しっかりそこで暮らすことで受ける害も見ることができました。

現地の人にした質問からは、元々の価値観の違いを感じることができました。

家族のことを想うフィリイピンの文化がより感じられるスラムで、お金を手にしても、お母さんやおばあちゃんに渡したい、引っ越せるようになっても、家族・友達がいるからこのままここにいたいという子ども達、一番大切なものは「子ども達」というお母さん達からより思いました。

 

初めてのボランティアでこんなにもすごい経験ができたことにとても感謝しています。

朝昼晩お腹いっぱいご飯を食べられること、綺麗なお風呂でゆっくり休めること、綺麗な水を飲めること、家族で休日出かけられること、全てのことにありがとうだなと思いました。

言葉だけでは言い切れない経験を他の人に伝えていくことで、ボランティアとして活動した少しの助けが大きな助けに繋がると思うので、これで終わりではなくこの後何ができるのか考えて行動に移したいです。

2025.09.10

 

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