セブのゴミ山の子ども
フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

Mio 18歳 大学生

 

ボランティア活動をしたいと思い始めたのは高校生の頃でした。

しかし高校生の間は忙しく、ボランティア活動というものに実際に参加させていただくのは今回のセブ島ソーシャルボランティアが初めてでした。

 

大学1年生の女性が一人で初めてボランティアに参加することには自身も親も不安はあったものの、やりたいという気持ちが強く親も承諾してくれました。

 

 

実際に来てみると、アパートや送迎など1週間とても安心して安全に過ごすことができ、そういった安全な環境の中でのボランティア活動を通して、貧困というものを初めて自身の目で見て感じることができた気がします。

 

 

 


まず、私はフィリピンの人々の温かさにとても感動しました。

 

街中でもすれ違うたびに挨拶をしてくれたり、笑顔で手を振ってくれたり、日本語で話しかけてくれたりと、とても温かい気持ちになりました。

 

 

スラム街に行っても、子供たちは貧しいなど感じさせないほど幸せそうに私たちを歓迎してくれました。

 

 

なぜお金が無くてもこんなに幸せそうなのか。

どうしてこんなに元気でいられるのか。

 

私はこれらを確かめたくてずっと考えながら1週間過ごしました。

 

 

 

最後にはなぜかわかった気がします。

斉藤さんが最後におっしゃっていた通り、彼らにとっての幸せの基準は、お金が無くてもとっくのとうに満たされているのだと感じました。

 

 


そして、私の最も強く印象に残った場所はゴミ山です。

 

そこで見た光景は、今まで見たことのない非常に衝撃的なものでした。その匂いや景色に少しショックも受けました。

 

 

しかしその中でも元気に走り回る子供たちには、むしろ私たちが元気をもらいました。

 

元気いっぱいな沢山の子供たちと全力で遊んだということだけでなく、食事配給をしたからこそ見聞きすることのできた子供たちの嬉しそうな顔であったり、”Thank You”という言葉が忘れられません。

 

言葉は通じなくても、なにか気持ちで通じるものがあるのだと初めて気づくことができました。

 


セブ島のソーシャルボランティアに参加したのは、今まではテレビやインターネット、本などからでしか知ることができなかった貧困地域の実際の現状を知りたいと思ったからです。

 

しかしこの1週間を通して、支援をされる現地の人々や環境の現状を知るだけでなく、支援をする側の団体の仕組みやその心情についても興味を持つようになりました。

 

 

次回、ボランティア活動に再び参加させていただく時には支援をされる側と支援する側の両方の視点から観察をし、より深く支援について学びたいと思います。

沢山の貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

 

2016年8月4日~10日