フィリピン ソーシャルボランティア体験談
友里子 26歳 社会人
1週間ありがとうございました。 思っていたよりもあっという間で、とっても密度の濃い期間でした。
この1週間は驚きの連続でした! スラムの住環境の劣悪さ、ゴミ山の大きさ、それに反比例する子ども達の明るさ、人々のフレンドリーさ。
ある程度予想はして行ったものの、全てがその予想をはるかに超えていました。
今の時代、写真や動画でいくらでもその土地の環境を見ることはできるけれど、行ってみて生で体感しなければ知ることのなかった感覚がここにはたくさんありました。
中でも、子ども達の屈託のない笑顔や人懐っこさには強く心を掴まれました。
自分の人見知りや異国での緊張感なども忘れて、あっという間に子ども達と一緒になって全力で遊んでいる自分がいました。
このボランティアの最後に、子ども達と撮った何百枚とある写真を見返しながら、どの写真も自分がセブの子達と同じような心からの笑顔で写っていることに気づいて幸せな気持ちになりました。
セブの子ども達を少しでも支援できたらいいな、と思って参加したはずのボランティアでしたが、実際は自分の気持ちがものすごく浄化されて救われたような気がしています。
参加してみてとても楽しかったし、セブのスラムの人々の強さを知ることができた反面、貧困問題の大きさも強く実感しました。
グローリアセブのような団体で支援できる人々は本当に一部で、救いきれない人々があまりに多い。
インフラはまだまだ整っていないし、衛生問題、安定した職に就けないことなど、問題は山積みです。
そして何より、それを知らない先進国の人々(日本を含む)が多すぎます。
日本は物質的にも経済的にも豊かで安全で素敵な国だけど、恵まれすぎていて、こういったところに向く意識が少し弱いと思います。
これからは、このボランティアを通して私が知ったことや感じた感覚などを、どんどんまわりにシェアして認識してほしいと思うようになりました。
新しい価値観を拡げさせてくれた今回のセブでのボランティア体験は、とても貴重なものになりました。
ありがとうございます。 これからも、グローリアセブの活動を応援しています。
2016年3月10日~26日