海外ボランティアや語学留学でも保険が必要な訳
海外でのボランティアや留学に個人で参加する場合、海外保険は自分自身で申し込まなければなりません。
でも、なんとなく加入はしたものの意味はあるのか、
お金が無駄なのではと考えている人も多いはず。
例えばフィリピンの病院で入院すると入院費は1日1万円。保証金が3万円。
万が一手術ともなれは数十万~数百万に及ぶことも。
日本の治療費や入院費より海外の方が高いのです。
治療費だけでなく、スマホやカメラなど紛失する場合も
もしものとき海外保険に加入していなければ全部自己負担。
海外ボランティアや留学に参加する人のために
保険の種類
保険料
加入方法
保険金の請求の仕方
についてわかりやすく説明しますので参考にしてください。
海外保険の種類とカバー範囲
自分の治療費
気候や食べ物の違いで海外で体調を崩す人は少なくありません。
注意していても、飲料水が合わなかったなど自分では対処できない原因も。
また、ボランティアや留学の場合、現地の人たちの生活環境で過ごす時間が長くなり、それが体調を崩す要因にも。
体調がすぐれないときは我慢せず病院へ。
治療費や薬代はもちろん病院に行くための交通費も保険でカバーされます。
・モノの紛失や破損
・スマホを無くした。
・レンタルしたWi-Fiを壊してしまった。
・モノを盗まれた。
こんな時も海外保険で補償されます。
一番可能性があるのはスマホの紛失。
携行品損害補償に加入していればスマホを紛失したり破損させた場合も保障されます。
海外でスマホを無くしたら、まず戻ってきません。
他人への賠償保障
ちょっとした不注意で他人にケガをさせてしまった。
あり得ないことではありません。
こんな時も保険に加入していれば被害者の治療費や入院費もカバーされます。
その他飛行機の遅延によって発生した出費、空港での手荷物紛失など、保険の種類や特約によってカバー範囲が広がります。
尚、現金やクレジットカードの紛失は保険の対象外です。
渡航先と滞在日数で決まる保険料
海外保険の料金はどこの国へ行くか、何日間滞在するのか、そしてご自身の年齢で決まります。
フィリピンに一週間滞在する場合の保険料を比較してみましょう。
プランは一番ベーシックなコース。
カバーは治療費が1,000万円まで、携行品が30万円まで。
加入者は20歳代としました。
・エイチエス損保 2,110円
・ジェイアイ損害火災保険 2.950円
・損保ジャパン日本興和 2,420円
・ソニー損保 2,970円
いづれも2,000円台でした。(2018年12月現在)
留学とボランティアでは保険内容に差はありませんが、渡航目的に関わらずホームスティやルームシェアをする場合は、自身の過失による建物の火災や損害に対して特約で保険を掛けられます。
どうやって加入する
加入方法は主に3つ。
・保険会社のサイトから申し込む
・航空券を購入した旅行会社で一緒に申し込む
・出発当日に空港で申し込む
保険会社のサイトから申し込む場合は比較サイトでいくつかの保険会社の料金と保障内容を確認すると良いでしょう。
比較サイトからそのまま各保険会社の申込ページへ行けます。
申込はスマホからでも大丈夫。
「海外保険 比較」などのワードで検索してみてください。
大手の旅行会社は海外保険も扱っているので、航空券と併せて申し込むこともできます。
時間のない方、加入を忘れてしまった人は当日、利用する空港で申し込むことも。
成田空港には各出発ターミナルに4社の保険会社のカウンターと自動販売機が。
関空、中部国際でも当日加入できます。
保険金の請求方法
長期間の滞在者を除き、保険金の請求は基本的に日本に戻ってからになります。
海外で治療を受けた場合は支払い明細をもらっておくこと。
加入した保険会社と提携している病院の場合はキャシュレス対応も可能ですが、提携先病院の数は限られますので治療費は本人が立て替える場合がほとんど。
スマホなど盗難にあった場合は現地の警察署に盗難を届け出、証明書(ポリスレポート)をもらってください。
盗まれた商品名と値段
被害に遭った場所や状況
などを警官から質問され書類を作成してくれます。
フィリピンの場合ですと1~2日。
書類作成費として約1,000円掛ります。
帰国したらすぐに保険会社へ連絡し請求の内容を伝え、必要な書類などを確認。
多くの場合は保険金請求書、パスポートのコピー(滞在していたかどうか確認するため)、そして病院の支払い明細やポリスレポートを郵送すれば、数日で保険金が指定の口座に振り込まれます。
スマホやカメラなど携行品の紛失の場合は、所有を証明する購入時のレシートや箱の提示を求められる場合も。
詳しくは加入した保険会社に確認してください。
海外から問い合わせる場合は日本語ヘルプデスクに電話を。
まとめ
海外保険の加入方法から請求まで説明しました。
もちろん海外保険のお世話にならない方が良いのですが、いざという時に困らないためにこの流れを覚えておいてください。
大切なのは海外で治療を受けたり、事件事故に遭った場合、それを証明するものを必ず入手しておくこと。
あとは日本に戻ってから保険会社に相談すれば大丈夫。
請求手続きは難しくありません。
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