はるか 上智大学3年
私はセブのボランティアでは「リアルを肌で感じ、同じ目線で子供達と関わること」を目的として参加しました。
そして実際、子供たちとのアクティビティ、配給、家庭訪問、青空教室などを経験し、自身の今までの価値観に大きな変化がもたらされました。
印象に残っていることは大きく分けて三つあります。
一つ目は子供たちのフレンドリーな姿勢です。
今まで日本でのボランティアに参加したことがありましたが、今回初めて海外での活動に参加しました。
はじめは、子供達とどのように関わったらいいのか、実際にどのような環境で暮らしているのか、辛い思いをしているのかなど心配や不安の気持ちが強く身構えてしまっていました。
しかし、一番最初に訪問した墓地に到着し、車の扉が開いた瞬間にHALLOと笑顔で私たちのことを向かい入れる姿に感銘をうけました。
そして当初感じていたネガティブな思いがすぐに吹き飛ぶ感覚がありました。
私自身、大学の実習で幼稚園に行くことがありましたが、そこで出会った日本の子供達と今回の子供たちとでは大きな違いがあると感じました。
日本と比べてフレンドリーな姿勢が見られたのは限られた生活圏内の中で暮らし、関わる人が限定されてい
ることで新鮮なものに強く引かれやすくなっているのでないかと考えました。
日本での幼少期を思い返してみても、自分から他人に出会おうとしなくとも、両親が旅行に連れて行ってくれたり、親戚の集まりが頻繁に開催されたりなど、人と関わる機会、新しいものに触れる時間がありました。
自身の意思に反してこのような機会が作られる為、シャイな子供になり、興味関心が薄く、受動的な姿勢になってしまうのではないかと考察することができました。
私自身も人との関わりにおいて受身になってしまうことが多いため、このフレンドリーな姿勢を取り入れ、新しいものに自分から触れていくことを今後の生活で意識していきたいと思いました。
二つは夢を持っているということです。
日本での生活と比べると、豊かであるとは言えない生活でも今回関わった殆どの子供達は夢を持っていました。
また、将来に対してもポジティブに考えており、自分が今居る環境のせいにして挑戦をしないのではなく、今できる自分のベストを常に尽くせるよう努力しているのだなと強く感じました。
環境が人を左右するのでないかと比べやすい日本の社会では考えてしまいがちでしたが、今の自分に誇り
を持ち頑張っていることを自身のが認め、「私は夢に向かって努力しているから、叶えることができる」と話してくれた子供達の姿に、私自身もできない理由、やれない訳を探すのではなく、今できる私の強み、努力は何かを考えて行きたいと思いました。
三つ目は感謝の気持ちを常に持っているということです。
家庭内訪問での「宝物は何か」「将来はどうなりたいか」「 家族についてどう思うか」という質問で毎度家族について述べており、今の環境に感謝し、それを言葉だけでなく将来の恩返しをするという行動に移す
ため今頑張っているという姿に感銘を受けました。
二つ目に挙げた夢という先の未来だけに焦点を当てているのではなく、今の現状にも常に目を向け、感謝し、自分の頑張りに繋げている姿勢を帰国してから自分も実践していきたいと思いました。
私自身は看護を専門として勉強していますが、患者〜看護師という関係性においては、何かためになること、ケアを行わなければいけないと思っていました。
しかし、今回のボランティアを通して何かをすることだけでなく、一緒に同じ目線で世界を見るという立ち止まる行為、そしてそこからお互いに価値観を受け入れて行くことが重要であると学ぶことができました。
ここでの学びを自分だけに留めるのではなく、SNSや周りの人間に発信し現場をより多くの人に知って貰い、考えてもらえるように努めて行きたいと思いました。
2026.02.18
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