ボランティアやインターンシップでセブに来る人の中には、将来JICAや国連の仕事に従事し海外で活動をしたい。
BOPビジネスに取り組んでみたい、と考えている人が大勢います。
BPOビジネスとは途上国の貧困層の生活やサービスにかかわる持続可能な事業。
そして「どうしたらそのような仕事に就けるのか」と聞かれます。
海外に目を向けて貧困支援活動に従事したいと言う学生の気持ちには頭が下がります。
できるアドバイスはひとつだけ。
それは自分の収入のこと。
現実的な話ですが、これが一番大切なことだと思っています。
志がすばらしくても、経済的に立ち行かなくなっては続けることができません。
フィリピンでも日本人の個人や団体が貧困削減に関わる活動をされていますが、本業を持っているか、またはビジネスに結び付けた支援活動を行っている場合がほとんど。
収入がなく、支出の嵩むボランティアだけを行っている方はほとんどいません。
学生に言います。
「まずは就職して、一生懸命に仕事をしてお金を貯めなさい」と。
お金を貯めながら社会勉強し、何年後かに海外で貧困支援やBOPビジネスの活動をはじめる。
それがあなた自身にとっても持続が可能となる方法です。
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