セブ島のゴミ山ボランティア 活動内容と学べる事

フィリピンのセブ島で活動しているボランティア団体 グローリアセブは、2015年から、セブのゴミ山に住んでいる子どもたちへの支援活動を行っています。
 
この記事では、グローリアセブのボランティアに参加を考えている人や、フィリピンのゴミ山に興味のある人に向けて、セブのゴミ山の状況と、ゴミ山でのボランティアの活動内容について説明します。

フィリピンのゴミ山

フィリピンのゴミ山と言えば、マニラにあるスモーキーマウンテンが有名です。
 
スモーキーマウンテンとは、捨てられているゴミと太陽光が化学反応を起こし、絶えずゴミから煙が上がっていることから付けられた名前です。
 
スモーキーマウンテンは、マニラのニノイアキノ国際空港から車で30分ほど離れた、トンドというスラム街にあります。
 
スモーキーマウンテンの他にも、フィリピンにはゴミ山が1千か所ほどありますが、環境問題の観点から、2018年以降、順次閉鎖され、環境に配慮した新しいゴミ山に生まれ変わっています。
 
 
セブ島には、セブ市内に4箇所のゴミ山がありました。
 
セブのゴミ山と言えばイナヤワンが有名でしたが、イナヤワンも2018年に閉鎖され、それ以降、ゴミは捨てられていません。
 
イナヤワンでゴミ拾いをしていたスカベンジャーは、いまもゴミ山の近くに住んではいますが、ゴミ山に入ることはできないので、ゴミ拾いの仕事はしていません。

閉鎖される前のイナヤワンのゴミ山
 
 
グローリアセブが支援活動を行っているゴミ山は、セブ市内から車で40分ほど離れたセブ島の山岳地域にあります。
 
そのゴミ山も、いつ閉鎖に追い込まれるかわかりませんが、2021年11月現在、子どもも大人も、毎日、ゴミ拾いの仕事をしています。
 
 
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ゴミ山でのボランティア活動

グローリアセブでは、ゴミ山を管轄している役場の要請を受けて、おもに3つのボランティア活動を行っています。
 
・子供の情操教育
・食事の配給
・物資の支援
 

情操教育の支援


情操教育とは、自分で考える力や感じ方などを形成するために必要な、心と人間力を育てる教育のこと。
子どもたちに色々な体験をしてもらうことで、想像力や個性を伸ばすための教育です。
 
ゴミ山の子どもたちは生活範囲が狭く、学びや刺激の少ない毎日を過ごしています。
テレビやネットを観る時間も限られるため、ゴミ山の子どもは情報弱者。
 
そんな子どもたちに、学びや考える機会をあたえるアクティビティが、情操教育の支援です。
 
歌を歌ったり、ダンスをしたり。
ゲームや工作をしたり。
それは決して難しい支援ではありません。
 
ゴミ山の子どもたちは目を輝かせて、僕たちが行うアクティビティに興味を示してくれます。
 

食事の配給


生きていくために、いちばん大切なことは食べることです。
まして、子どもは十分な栄養を摂らなければなりません。
 
でも、貧しい家庭に生まれ育った、スカベンジャーの子どもは、栄養を摂るどころか、1日3回の食事もままならない状況です。
 
ごはんと、おかずはウインナー1本。または小さな干し魚だけ。
ゴミ山の子どもは、こんな食生活を送っています。
 
これでは子どもは健康を害し、病気にもなりやすくなってしまいます。
 
 
グローリアセブでは、ゴミ山の子どもたちに、温かなごはんと、野菜や肉など栄養価のあるおかずを提供しています。
 
いまのところ、食事の配給は週に一度と、限られた機会ですが、支援の予算を確保して、少しずつ、子どもたちへの食事配給の機会を増やしていく予定です。
 

物資の支援


食べていくだけで精一杯の家庭では、着るものや、まして子どもの学用品までは手が回りません。
 
ゴミ山でのボランティアでは、日本から送っていただいた子供服や文房具、また、支援金で購入したお米などの物資を配給する活動を行っています。
 
物資を配給しているのは、ゴミ山で働いている約20家族と、50名ほどの子どもたち。
ノートや筆記用具を受け取った子どもたちは、とても喜んでくれています。
 
新しい学用品を受け取ることで、子どもたちの勉強への意欲も高まると思います。

 
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ボランティアでゴミ山の子どもと交流

グローリアセブが募集しているボランティアプログラムでは、セブのゴミ山を訪問してボランティア活動を行う時間があります。
 
ゴミ山でのボランティアといってもゴミ拾いをするわけではなく、ゴミ山で働いている子どもたちと一緒に遊んだり、折り紙をしたり、日本語を教えたり、情操教育にかかわる活動です。
 
遊んだり、人と交流する機会が少ないゴミ山の子どもたちは、僕たちの行う活動に夢中で取り組んでくれます。
 
 
アクティビティが終わったら、子どもたちに温かな食事を配ります。
ボランティア参加者の皆さんには、その配膳をお願いしています。
 

ゴミ山でのボランティアで学べる事


ゴミ山でのボランティアは、なにかをあたえるだけではありません。
 
ゴミ山に暮らしている子どもたちの性格や、ゴミ山で働いているスカベンジャーの様子を知ることで、日本人が学べることはとても多いと思います。
 
 
日本にはゴミ山はありませんし、スカベンジャーもいません。
 
フィリピンにはなぜゴミ山があって、そこで生活している人たちがいるのか。
 
 
グローリアセブでは、セブ島のゴミ山に関するたくさんの情報を、ブログやYoutubeに上げています。
写真や動画を見れば、おおよその状況は把握できますが、それは本当の学びではありません。
 
学びとは、自分の目で見て感じること。
 
 
グローリアセブのボランティアでは、フィリピンにゴミ山がある理由や、ゴミ山に暮らしている子どもたちの生活について、現地で詳しく説明しています。
 
日本人がわかりやすく説明するので、英語が苦手な人でも大丈夫です。
 
 
世界の貧困や、フィリピンのゴミ山に興味のある人は、一度、セブのボランティアに参加して、最貧困地区といわれるゴミ山の様子を自分の目で確かめてください。
 
きっと、あなたがネットや大学の授業で学んでイメージしていたゴミ山とは、異なる世界を見ることになるハズです。
 
 
ボランティア活動が終わるころ、ゴミ山の子どもたちが、感謝を込めて歌を歌ってくれます。
その歌を聞いて、涙を流す人は少なくありません。
 
フィリピンの貧困の、本当の状況を知りたいと思ったら、セブ島のゴミ山に暮らしている子どもたちと交流してください。
 
ネットでは知り得ることができない、ゴミ山の本当の姿を学ぶことができます。

 
 
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