フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
のどか 和光大学 2年
はじめはセブって聞くと海がキレイで観光地であるという風に思っていた。
しかし実際に来てみたら私の中でのセブのイメージは180°変わった。
まず驚いたことはスラム街やゴミ山がショッピングモールや都心のすぐ近くにあったこと。
言い方は悪いが、日本の貧困の人たちは日々の暮らしに精一杯で貧困を楽しむ余裕がない人たちは多い。
一方でセブの人々は貧困=不幸というとらえ方をしているのではなく、歌と家族と食べられる物があることに幸せを感じられるからいくらお金がなくても皆、笑顔でいられるのかがわかった。
その通り、セブの人は仕事中でも歌をうたうし、川の上のスラムで訪ねた家の少女は、将来、家族のために家を建てたいと言っていた。
日本では当たり前になっていることを幸せと感じていて、私は日々、食に対しても家族に対しても、時には住みやすい日本に対しても不満をもつことがある。
どんな暮らしをしていても工夫してみればいいということを教わった。
また、日本人は近年、近所付き合いや人との関りが希薄になってきていて、親せき付き合いさえさけてしまっているが、セブの人たちは貧困だからこそ人と助け合い、支え合っているからこそ笑顔でいれるのだと感じた。
そんなセブでも男があまり働かないことが問題となっている。
仕事も日雇いなどしかないのも問題だが、働こうとする意思がないのはもっと大変で、その意識改革はむずかしいと思う。
セブでボランティアをしていく中で思ったのは子どもたちは人との壁をつくらないことがとても印象に残った。
もうひとつはボランティアでいきなり来た日本人のことをどんな風に見て受け止めてくれているか気になった。
私だったらいきなり来てボランティアしますと言って勝手に家にあがったりされたらいやだ。
しかし、セブの人たちのすごい所は悪い顔ひとつせず、目が合えばあいさつしてくれる。
フィリピン セブで経験した7日間のボランティアのことを発信し、1人でも行動に移したり、私も引き続き支援や情報発信をしていきたいと思った。
2016年9月8日~14日
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