フィリピン ゴミ山
 
フィリピンではダイオキシンの問題でプラスチックなどのゴミを焼却することが許されていません。
 
そのせいでいたるところに焼却されずに積み上げられたゴミ山が存在します。ゴミ山はダンプサイトとも言います。

 
 
スカベジチャーと言う言葉を聞いたことがありますか?
 
ゴミ山に暮らし、ゴミを拾って生計を立てている人たちのことです。

 

 

観光地で有名なセブにもいくつかのゴミ山があります。
 

写真は最も有名なイナヤワンと言う地域にあるゴミ山です。

幅約200m、高さ約10mに積み上げられたゴミと、そこに暮らす人々がいます。

 
 
彼らは、紙、プラスチック、アルミ缶など、お金になるゴミを拾い、それをジャンクショップに売り収入を得ています。

それだけではなく食べ物も拾い、お腹を満たしているんです。

 

 

イナヤワンのゴミ山は行政の整備事業のためすでに立ち入りをすることができないのですが、セブ市内からもっと近いところにもゴミ山があります。

 

ここはゴミと人が一緒に暮らしている、と言っても過言ではない場所。

ゴミ山の中に簡素な家を建て、毎日何台ものトラック運んで来るゴミから売れるものを探します。

住人の80%がスカベンジャーと呼ばれる人たちです。

 

 

セブのスラムに行かれたことのある方でしたら気づいたと思いますが、貧困層の子どもも意外といっては失礼ですが小ぎれいな身なりをしています。

毎日水浴びをしていますので体も清潔です。

 

しかし劣悪な環境で暮らすゴミ山の子どもは粗末な服を身に着け、手足も汚れている。
 
これは支援の手が行き届いていないこと、そしてゴミの中に建てられた不衛生な家に住んでいるためです。
 

 

でも、ゴミ山の住人はフィリピンの社会から隔離されているわけではありません。

さまざまな団体がゴミ山に暮らしている人、特に子どもへの支援活動を行っています。

 
 

セブの大学生ボランティアによる日曜教室では子どもに英語や道徳を教えています。

海外の教会からは定期的に食事支援が行われている。

 
 
国際ボランティア団体 グローリアセブではゴミ山の子どもに古着や文具の配給、食事支援などの活動を定期的に実施しています。
 
グローリアセブのゴミ山支援活動はこちらをご覧ください。
 
 
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