紗慧 法政大学1年

私が小学校インターンに参加してまず驚いたのは、子供達の明るさです。顔を見合わせると皆笑いかけてくれたり手を振ってくれたりしました。

理科の授業ではグループに分かれて工作をしたり実験をしたりしてとても楽しそうでした。

休憩時間は20分間あり、皆お菓子を教室で購入して食べたりして、元気に過ごしていました。長時間授業を受けるなかでこの時間はとても大切で救いであると感じました。

数学の授業では皆元気よく答えていましたが、できない子は置いていかれている印象を受けたので、個別で対応した方がいいと思いました。

私は子供達に日本の「落語」を教えました。初めは皆興味が無さそうでしたが、英語で落語をやったら、笑ってくれて嬉しかったです。

また、折り紙にも大変興味を持ってくれました。

私は英語が全然話せませんでしたが、子供達はとても協力的で、一生懸命聞いてくれたり解読しようとしてくれたりしたので沢山お話しすることができました。

子供達は皆とても優しく素直で純粋な心を持っていました。特に心に残っていることは、授業をする際に私が沢山の紙を持っていて、置場所に困っていたら、「ここに置いて」と自分の机を貸してくれたことです。

そして子供達にしてもらったことに対して「ありがとう」という気持ちを伝えると必ず喜んでくれました。

お互いの個性を認め合い変に干渉したりせず、それぞれが大切にしている価値観を尊重し合っているところがとても素敵だと思いました。

また、先生に言われて動くのではなく、当たり前のように自ら人のために動いているところもすごいと思いました。

私は子供達からたくさんの情熱や力をもらいました。

私は普段とてもシャイですが、ここに来て「子供達と仲良くなりたい」と強く思い、勇気をもって沢山話しかけました。すると、皆答えてくれて嬉しかったです。

私がこの2週間で見たこと、聞いたこと、もらったものは全て私の人生の財産です。

今回得た学びを日本に帰って最大限に生かしていけるように、頑張ります。くじけそうになったときもこの奇跡のような2週間の生活のことを思い出して諦めずにやり遂げます。

このインターンは私を人として成長させてくれました。参加することができて本当に良かったです。

2023年9月

海外の教育スタイルを学ぶ、フィリピン小学校インターンシップ