世界で一番幸せを感じているフィリピン
フィリピンの人たちはいつも幸せそうに毎日を生きています。
たとえ今日食べるものに困っていたとしても、劣悪な環境に暮らしていたとしても笑顔を絶やすことはありません。
特にセブはフィリピン第二の都市ですが、マニラと比べると田舎で商業化が進んでいないため、のんびりと幸せそうに暮らしている人がとても多いんです。
海外ボランティアでセブに来れば、フィリピン人の幸せそうな笑顔にたくさん触れることができます。
ある調査によると、海外の国、地域で自分を幸せだと考えている国民が一番多いのはフィリピンだそうです。
フィリピンは東南アジアで一番貧困層の多い国です。
国民の貧困層の占める割合、失業率とも東南アジアでは一番高く、恵まれた国ではありません。
貧困だけど幸せを感じながら生きているフィリピンの人たち。
その理由は。
あなたが幸せと思う瞬間はどんなとき?
おいしいものを食べたとき、
とても欲しかったものを買ったとき、
願い事がやっとかなったとき。
フィリピン人は違います。
たとえ粗食でも今日食べるものがあって、家族や友だちと一緒にいることができて、そして歌が歌えればそれで十分に幸せを感じます。
貧困層は人差し指ぐらいの大きさしかない魚の干物をおかずに、おいしそうにごはんを食べています。
おいしい食べ物などは望みません。
食べることができるだけで幸せ。
フィリピンでは家族や親せき、友人など人とのつながりをとても大切にします。
子どもは小さいころから親のために働き、将来は親兄弟を食べさせていこうと考えています。
フィリピンに来ると10歳前後の子どもが赤ちゃんを抱いている光景を良く目にします。
自分が家族の一員として、少しでも役に立っていることに幸せを感じているんです。
助け合いで得られる幸せ
世界一周をしたマゼランを覚えている人も多いと思います。
マゼランはボルトガル人ですがスペインの命を受け世界各国にカトリックを広めてまわりました。
そしてフィリピンには最初にセブに来たんです。
今から400年以上前、
日本は戦国時代でした。
フィリピンはアジアで唯一のカトリックの国。
カトリックの教えは分かち合いと助け合い。
困っている人がいれば助ける、
食べ物はみんなでシェアすることが当然。
たとえ自分も困っていても、助けを求められれば借金をしてでもその人を助けます。
助けた人も助けられた人も幸せを感じるんです。
他人と比較する日本人
日本人の多くは他の人と比較して自分が幸せかそうでないかを判断してしまいます。
他人よりも恵まれているか、成功しているか。
上を見ればキリがありませんのでいつまでたっても自分を幸せだと思えません。
世界で屈指の恵まれた生活を送っている日本人が、自分のことを幸せだと感じていないのは他人と比較するから。
フィリピンでは他人と自分を比較しません。
比較されることも嫌います。
幸せかどうかは自分の価値観で決めるんです。
ボランティアでわかる本当の幸せ
フィリピン セブに海外ボランティアで来る人たちが、まず驚くことはセブの人たちの明るさとやさしさ。
初対面の人でも笑顔であいさつしてくるし、スーパーやモールに行けば店員が気さくに話しかけてくるし、こちらが困った顔をしていれば心配そうに声をかけてくる。
ボランティアで訪問するスラムやゴミ山では貧困生活を強いられていても子どもも大人も明るく生き生きとした表情で暮らしています。
日本人よりも恵まれた生活をしているフィリピン人はいません。
これはフィリピンに限ったことではなく、日本人の裕福度は海外でトップクラス。
なぜ日本人よりも貧しい暮らしをしている人が自分のことを幸せと思っているのか。
それは幸せの基準が違うから。
コンビニ弁当を食べたとき、あなたは自分は幸せだと思いますか。
家族が待っている家に帰ることを幸せだと感じますか。
日本人にとっては当たり前が、海外ではとっても幸せなことなんです。
海外ボランティアでセブに来るみなさん、ボランティア活動をしながら貧困層が何を大切にし、何に幸せを感じているのかを良く観察してください。
そして自分と比較してみてください。
自分の住まいや食事が海外ではどれだけ恵まれているのかを感じることでしょう。
海外ボランティアに参加すれば、幸せに対する考え方が大きく変わります。
・気軽に質問や問い合わせができます!
・ブログでは公開していない、セブのリアルな情報も配信中!
「国際協力や海外ボランティアに興味がある」「フィリピンのことが知りたい」という方は、ぜひ追加してください。
子どもたちの写真や活動の様子を、セブ島から発信してます! (ロゴをクリック)