フィリピンの幼稚園ボランティアには保育士や先生を目指す大学生、現役の幼稚園教諭、保育士の方まで参加し園児と交流しています。
 
 
ボランティアさんがまず驚くことは、警戒心をもたず人懐っこい子どもの性格。
そして、授業中に走り回ったり、お菓子を食べている子がいても注意しない先生。
 
 
日本と大きく違うフィリピンの保育とは。

自主性を尊重する自由な保育

フィリピンの幼稚園では子ども一人ひとりの自主性を大切にする教育方法が取られています。
 

やる気のある子どもを伸ばし、そうでない子はその子のやる気が出るのを待つ、と言った一人ひとりの主体性を重んじる保育方針。
 
 
全員に読み書きなどの課題を与えても、それをやりたくない子には無理にやらしたりはしません。
 

その子自身が授業に興味を持ちだしたら、先生は手を差し伸べます。
 
 

先生が何かを言っても積極的にやる子もまったく従わない子もいます。
 
それは家庭環境や子どもの性格の違いから来るもので、幼稚園の授業だけではどうしようもないので園児全員を一律に教育しようとするのではなく、それぞれの自主性を尊重しやりたくない子には強制しません。
 
 
幼稚園の授業中にお菓子を食べだしても先生は何も言いません。
 
 

このような教育方針が取られている背景には、子どもの数がとても多いこと、そして貧富や家庭環境に差のある子どもたちが集まっているからです。
 
 
クラスの中には制服や文房具が買えない子もいます。
両親がいない子も。
 
 

もうひとつの理由は子どもの性格や行動にとても寛容なフィリピンの文化が挙げられます。
 
日本の幼稚園では平等が重んじられ、全員が同じことをやり、同じように成果を上げる保育が行われています。
 
もしフィリピンと同様の保育をしたら親からクレームが来ることでしょう。
 

日本の一律教育と海外の保育では大きく異なります。

社交的な子どもの性格

ボランティアに参加する方は以前にカナダ、オーストラリア、アメリカなど英語圏の幼稚園ボランティア経験者もいますが、みなさん驚くのはフィリピンの子どもの明るさと社交性。
 
 
欧米の幼稚園では園児ひとりひとりやることが決まっていて、その課題を済ませた順に帰宅します。
 
 
良く言えば規律正しい教育が行われていますが、社交性はなく外国人のボランティアに心を開いてくれる子は少数。
 
 

フィリピンの幼稚園児は初対面でも目が合ったとたんに笑顔で手を振ってくれます。
話しかけてきたリ抱きついてくる子も。
 

外国人に対しても臆することなくフィリピン語で話しかけてきます。
 
 

あなたの名前は?
私の名前は〇〇だよ。
遊んで!
 
 

日本や欧米の幼稚園ではありえない子どもの社交的な性格はフィリピンの国民性から来ています。
 
大人でも初対面の人、まして海外の人にでも気後れすることなく挨拶をする文化。
 

言葉は通じ合えなくても身振りや表情で十分にコミュニケーションできます。
 
 
幼稚園に来たら、きっと5分後には園児と仲良くなっているでしょう。
 
 

フィリピンの幼稚園ボランティアでは先生と一緒に子どもの学習をサポートしたり、工作やお絵かきなどのアクティビティで子どもの情操教育を養う活動を行います。
教育関係の仕事を目指している大学生や現役の保育士、幼稚園教諭に特におすすめ。
 
 
フィリピンの子どもは本当に明るくてかわいいですよ。
 
 

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