海外旅行
個人旅行ではじめて海外へ行く人が失敗しないよう、事前に準備すべきことと必要な情報をまとめました。
 

  • まずはパスポートの申請から
  • 航空券の値段はどこも同じじゃない
  • 両替は現地で
  • クレジットカードは万能ではない
  • 海外保険はオンラインで加入できる
  • 短期なら予防接種は不要
  • 持ち物リスト
  • 電圧とコンセントの形状をチェック

この順番で説明します。
内容は個人旅行で海外に行く人を対象に書いています。

まずはパスポートの申請から

パスポート
住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請の手続きを行います。

申請に必要な書類
・一般旅券発給申請書 (申請窓口または市区町村の役場で入手)
・戸籍謄本または戸籍抄本
・住民票の写し
・パスポート用の顔写真 (縦45mm×横35mm カラーまたは白黒)
・身分証明書
1点で良い書類:運転免許証、写真付き住基カード
2点必要な書類:健康書検証、国民年金証書、厚生年金証書、印鑑登録証明書

料 金 (東京都の場合)
10年間有効のパスポート 16,000円
5年間有効のパスポート 11,000円
申請から受け取りまで6日間

地元の申請窓口は下記の外務省のHPで調べられます。

パスポート申請先都道府県ホームページへのリンク

航空券の値段はどこも同じじゃない

最初から大手旅行会社のサイトを見るのではなく、まず航空券比較サイトで旅行会社ごとの料金を確認するとお得。
小さな旅行会社や海外の旅行会社の方が一般的に航空券は安いです。

もちろんHISで予約しても小さな旅行会社で予約しても搭乗する飛行機は同じ。
違うのは問い合わせなどのサポートのレベルです。
(小さいから悪い、と言うことではありません)

海外の旅行会社の場合はやり取りは英語になります。

代表的な航空券比較サイトを紹介します。

skyscanner


このサイトの特徴は条件を入力するだけで便と旅行会社ごとの料金が表示されること。

そのまま予約画面に行くこともできます。
ログインや登録不要で使えます。

使い方
出発地 目的地 日程を入力して検索ボタンをクリック


フライトスケジュールと料金が表示されます。
料金の上には扱っている旅行会社の数も。

詳細をクリック


旅行会社毎の料金が表示されます。
最安値から高値まで1万円以上の開きがあります。

予約する場合は次へをクリックすると旅行会社のサイトで移動します。

このskyscannerは便利です。

旅行会社への代金の支払いはクレジットカードか銀行振り込み。
大手旅行会社の場合は店頭支払いも可能です。
支払いが完了するとメールでEチケットまたはEチケットへのリンクが送られてきます。

注意点としては支払い期限が早いこと。
ネットで予約した後、だいたい3日以内に支払わないと予約はキャンセルされてしまいます。

両替は現地で

お金
日本円から現地通貨への両替は
銀行、旅行会社、日本の空港。
海外に到着後は現地の航空や両替所など。

両替はその日の為替レートに両替店の手数料が上乗せされ金額が決まります。
日本の場合、銀行、旅行会社、日本の空港、どこも手数料はほぼ同じですのでどこで両替してもあまりかわりません。

旅行会社や空港の両替所は、銀行が設定している手数料をベースにしているためです。

では、日本と海外ではどっちが得かと言うと海外での両替です。
但し、海外でも観光客を相手にしている空港はそれほど良くない。
一番お徳也は街中の両替店です。

レートが良い(手数料が安い)順番は
現地の街中の両替店←現地の空港←日本の空港や銀行

飛行機の機内や空港の入国手続き前に現地通貨を使うことはありませんので、両替は現地に到着してからが良いでしょう。

空港では1~2日分のお金を両替しておき、後は街中の両替店を利用するのが賢いやり方です。

クレジットカードは万能ではない

キャッシュレス化は日本よりも海外の方が進んでいます。
現金よりもデビットカードやクレジットカードでの支払いが一般的。
但し、日本でつくったクレジットカードは使えない場合もあります。

例えばフィリピンの場合、日本のクレジットカードが使える場所は大きなショピングモールや三ツ星以上のホテル、大きな病院など。
街中のお店やタクシーではクレカは使えません。

ATMでキャッシングはできますが手数料は約600円。
日本で発行された銀行系デビットカードは海外で利用できるものも多いですが手数料が高い。

クレカやデビットカードは万が一のときの保険、基本的には現金支払いで

海外保険はオンラインで加入できる

海外保険の加入方法は
・航空券を予約した旅行会社で一緒に申し込む
・保険会社のサイトからオンライン加入
・出発日に日本の空港の保険会社カウンターで申し込む
の3つ。

料金と補償内容をしっかり確認したい人は保険会社のサイトを。
手間を掛けたくなければ旅行会社へ一括申込み。
加入するのを忘れていた人は当日空港で。

加入方法や保険料、そして保険請求の仕方など詳しく知りたい方はこの記事をご覧ください。
海外ボランティアと留学なら知っておきたい海外保険の使い方

短期なら予防接種は不要

感染症リスクの高い国への渡航や海外長期滞在者には、厚労省の外郭団体や医療機関からワクチンの接種が推奨されています。
但し義務ではありません。

予防接種は2~3回行わないと効果が出ないものがほとんどですので手間と時間が掛ります。
よって、短期滞在者は受けても受けなくてもどちらでも構わないと思います。
国が本当に危険と判断したら予防接種は義務になるでしょう。

・よく加熱された食品を食べる
・生水を飲まない
・手洗いとうがいの慣行
・虫に刺されないよう注意する
・犬などの動物に触らない

この5つを守れば感染症にかかるリスクはかなり低いです。
感染症リスクの高い国へ行く方や長期滞在予定者は医師に相談してください。

持ち物リスト

荷物
フィリピンに1週間程度の滞在を前提とした最低限の持ち物リストです。
(貴重品)
パスポート
海外保険証
航空券
財布
現金

(バッグ)
スーツケースまたはバックパック
日常使うリュックまたは肩掛けタイプ
ポーチ

(電化製品)
スマホ
充電用ケーブル

(日用品)
常備薬
歯ブラシ
タオル
消毒用お手拭き
虫よけクリーム
日焼け止め
絆創膏
ティッシュ
汗拭きハンカチ
折たたみ傘

(衣類)
スニーカー
サンダル
服 5~7着
パジャマ
靴下
日焼け対策品(帽子 サングラス)
水着

ポイント
持ち物は多くなり過ぎないように必要なものを吟味して。
日用品やTシャツ、タオルなどは現地でも調達できます。

注  意
飛行機の持ち込み荷物(フィリピン航空の場合)
無料受託手荷物23kgまで

23kgを超えると超過料金が発生します。
機内持ち込みは7kgまで。

電圧とコンセントの形状をチェック

海外は日本と電気規格が異なるためコンセント形状や電圧が違う場合が多いです。

海外の電圧(V)
・東南アジア220V-240V
・中国・韓国 220V
・EU 220V
・アメリカ・ハワイ・グアム 120V

日本のスマホやデジカメなどの電子製品はほとんどが240Vまで対応していますので変圧器は不要でそのまま使えます。

ヘアドライアーなど他の電気製品は製品の表示されている電圧を調べてください。
もし100Vでしたら変圧器が必要です。

プラグの形状
差し込みコンセントは穴の形状は世界に9つのタイプが存在します。
日本と同じ形状のコンセントはアメリカ、フィリピン、台湾など一部。

その他の国へ行くときは事前に形状を調べて変換プラグを購入してください。

まとめ

今回紹介した情報は、フィリピンでのボランティアに参加する大学生から寄せられる質問を中心にまとめたものです。

初めての海外でも、正しい知識を身に付けひとつづつ準備していけば不安になることはありません。

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