フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
ゆな 静岡文化芸術大学
私は友人の誘いでグローリアセブを見つけて参加しました。
中学生くらいの時から貧困地域やストリートチルドレン、紛争地域の子供たちを支援するような仕事をしてみたいと思っていたので私にとって今回のグローリアセブは本当に良い経験になりました。
自分が貧困地域の子供たちの生活に興味を持ったきっかけは、中学生の時に社会の授業で見た”働いている海外の子供”のドキュメンタリーでした。
私はそのドキュメンタリーを見てる時、「こんなにまだ小さい(6歳くらい)のに働いて可哀想」とか「学校もなくて服も汚くてもっと良い暮らしをさせてあげたい。
なんでみんな平等に暮らせないのかな。」と思っていました。
でも今回セブ島に来てみて考え方が変わりました。
まず物や財産だけが生活の幸せをつくっていないということです。
たしかにお金があったり物が充実していたほうが良いと思うけれど、それがないからといって住んでいる人の気持ちが沈んだりすることは決してないということがわかりました。
次に人との繋がりが大事だということを改めて実感しました。
スラムやゴミ山に行ってみると、子供も大人もフレンドリーな人が多くて人のことを思いやる気持ちが溢れているなと思いました。
私たちが小さい子をおんぶして走り回っている時に少し大きめの子どもが、「休んだ方がいいよ」と気を使ってくれたり、ご飯を食べる時もまだ自分で食べることができない小さな子の食べるのを手伝って自分はあとで食べたり、少し私のバックが空いている時に、「財布危ないよ」と教えてくれたりとにかく相手を思いやる光景を見たエピソードがこの一週間に何回もありました。
あまり知らない人でも近所の人でも家族でも相手のことを思い、また人に思われることが幸せを感じる1つのことなのかなと思いました。
このグローリアセブの活動の中で色んな場所に行き、色んな人たちと出会って本当に考え悩むことが多かったです。
遊んでいる時は自分も楽しくて忘れていたけど、ふと振り返って周りを見渡すとゴミ山があるのが現実で単に一言で「この人たちは可哀想」「ゴミ山に住んでいてもみんな幸せそう」とは言い切れない、なんとも言えない気持ちになりました。
あのような環境の中でも楽しそうに満面の笑みで笑っている子供たちの姿を見ていると色んな感情が込み上げてきて、自分は何をしにここに来ていて、何ができるんだろうと考えることもたくさんありました。
でもミーティングの時にインターン生の「何もできないんじゃなくて、現実を知って子供と遊ぶことも大事なんだよ」という言葉を聞いて改めて来て本当によかったと思いました。
今回のセブ島に限らず、実際に自分で見たり感じたりすることは本当のことを知るために必要なことだというのを感じた1週間でした。
またセブ島だけでなくもっと世界を見てみたいなと思いました。
日本にいても学ぶことはたくさんありますが、海外に出て異国の文化に触れることで学べることもたくさんあるのがわかりました。
今回セブに来て感じたことを忘れずに生活していきたいなと思います。
2019年2月21日~27日
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