フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

まなか  帝京大学
 
今回の活動に参加して自分の中でスラム街、ストリートチルドレンや、発展途上国に対するイメージが変わりました。
 
この活動に参加する前は、スラム街やゴミ山に住む人達には暗いイメージを持っていましたが、実際に子供達やその親に会って話を聞いてみると、「お金が無くても、いつだって幸せだ」と笑って言っていたこと、また、気さくで明るく幸せそうにしていて日本との違いに驚きました。
 
 
日本人で「今幸せですか?」と聞かれて「はい、幸せです」と答えられる人がどのくらいいるだろうと考えてしまいました。
 
 
スラム街に行った時に、靴を履いていない子や上下服を着ていない子がいたけれど、楽しく無邪気に遊ぶ姿をみて、幸せは物理的な物で満たされるわけではないと痛感しました。
 
また、夢を聞くと皆が夢を持ち、目的を持って勉強をし、勉強に対する熱意も感じられて、日本人が”当たり前”に受けている教育も、なんとなく生活している日常も、そこに”当たり前”というものなどないと思いました。
 
 
 
この活動を終えて、自分が大人になるにつれていつの間に失いかけていた、家族の大切さや笑顔、純粋さや志を思い出させてくれた気がします。
 
毎日、出会いと別れが繰り返されていく一週間でしたが、その大切さや時間の尊さを痛感でき、この一週間は自分の人生の経験上大きなものになったと実感しています。
 
 
常に観光業では潤っているように見えるセブですが、その内にあるものを「見過ごさず、目を背けないで現状をしっかりみてどうすべきか」は活動だけでなく今後の人生においてとても大切なことだと思います。
 
 
日本に帰ると一週間もすればまた日本に慣れてしまうと思いますが、ここで得たことを一生忘れずに日々過ごしていきます。

 
2019年9月
 

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