フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

りのん 龍谷大学
 
今回グローリアセブのボランティアに参加して、私は、今まで抱いていたイメージがガラッと変わりました。
 
 
スラムに住んでいる人達は、今の暮らしに満足していない、自分は不幸だと感じているなど、とてもネガティブなイメージを持っていました。
 
しかし、家庭訪問をしたシイナとロイは二人とも今が幸せで家族が大好きだと言っていて、私は今まで抱いていたイメージを恥ずかしく思いました。
 
どれだけ環境が悪くても生き方次第で幸せだと胸を張れることを幼い子供達に逆に教わりました。
 
スラムの子供達は遊んでいるときはおんぶや抱っこや鬼ごっこなど子供らしい面もありますが、夢をしっかり持っている子達が多く、そのギャップにも私はとても感動しました。
 
 
 
2020年のスラムをなくす計画についても、いつかは自分達が立退かなければいけないことをわかっていて、ドラッグなどを売る危ない道が無くなるならスラムを無くすことにも賛成だと言っていたのも印象に残っています。
 
自分達が住む場所が無くなることよりも自分の子供の安全の方を心配しているのが親としては当たり前なのかもしれないけど、すごいなと感じました。
 
 
 
スラムの子供達についても、暗い、寄ってこないなどのイメージを持っていましたが、本当に人懐っこい子たちばかりで、言葉が通じなくても笑顔で寄ってきてすぐに仲良くなることができました。
 
フィリピン人は家族とアイランドとおもてなしの三つを誇りに思っているという話も聞きました。
 
子供達だけでなく大人もフレンドリーですれ違いざまに挨拶をしてくれたり、困っていると話しかけて助けてくれたり、家庭訪問でもロイが「I love family」が一番好きな言葉だと言ってたり、とても良い国民性だなと感じました。
 
 
ゴミ山での焼却炉のように自国で作れないなら支援して作ればいいと言うわけでもなく、本当の支援とは何なのかわたしにはまだ答えが出ません。
 
 
 
私は今まで「支援」というと、物資的なものやお金を寄付するなどの支援の方法しか知りませんでした。
 
なので、最後のミーティングで、早矢が「物資的な支援も大事だけど、もう一度会いに来ることも支援の一つだと思う」と言っていたのがとても心に刺さりました。
 
 
一度会うだけでは本当に物足りなくて、また会いたい、また遊びたい思う子達ばかりで、この人達がこれからも幸せに暮らせるような自分なりの支援方法を見つけたいと思いました。

 
2019年9月
 
 
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