フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

心暖 学習院大学 1年
 
セブ島に来る前はフィリピンに対して「リゾート地・貧困・ストリートチルドレン・スラム街」というイメージが強かったです。
 
実際に、自分の目で直接みた現地の状況は想像を遥かに超えてきました。
 
 
特に印象深かったのは4日目のゴミ山でした。
ゴミ山はテレビなどの画面上でしか観たことがなかったので、とても衝撃的でした。
 
最初、車から見たゴミ山は住宅街なのかと思っていました。
しかしゴミ山に近づくにつれて住宅ではないことに気づき、驚きで言葉が出ませんでした。
 
車のドアを開けた瞬間、今までかいたことない強烈な匂いを感じました。
 
「なぜここまで悪化する前に何とかしなかったんだろうか?」という単純な疑問が頭に浮かびました。
 
それと同時に「この環境を自分達の力で変えることができるのでは?」とも思いました。
 
 
家庭訪問では、自分より年下の子供達が立派な夢に向かって一生懸命努力していることが数十分だけだったけれど伝わりました。
 
訪問先の子供達皆に、「大人になった時、親にしてあげたいことはありますか?」という質問をしました。
すると、皆が口を揃えて「親に何不自由ない暮らしをさせてあげたい」という答えをしました。
 
それを聞いて、まだ中高生の子供たちからこんな言葉が出てくるとは思わず感動しました。
 
 
私たち先進国に住んでいる大抵の人々は「貧困国にいる人々の暮らしを豊かにしてあげたい、変えてあげたい」と考えているけれど、実際に現地の人の話を聞いたとき「いま居る場所に家族といれるから幸せ」と感じてる人が多く自分達が勝手な理想を押し付けていたことに気付かされました。
 
 
この1週間のセブ島ボランティアで、たくさんの子供たちと出会ったけれどもみんな根っからの優しい子で、家族思いでフレンドリーでした。
この子供たちの笑顔をもっともっと増やしたいと感じました。
 
また、将来の夢を叶えるチャンスも作ってあげたいと思いました。
 
現地に行って活動しました、で終わるのではなく、目を背けてはいけない現実があることを発信しなければいけないと思いました。
本当に有意義な時間でした。

 
 
2022年9月
 
 

 
 

 
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