明夢 神田外語大学 2年

とっても濃い1週間でした。

特に家庭訪問で、リアルな声を聞くことができたことは、とても貴重でハッとさせられることが多かったです。

質問させていただいた中で、私が見た全ての人が宝物は家族とこたえました。

もちろん家族が1番の宝物だと言う人はたくさんいますが、日本では中々家族の前では言えないし、重さが違うというか、とても強い絆を感じました。

また、将来の夢を聞いた時、多くの子どもたちが先生と答えました。

それを聞いて、学びたいという意欲がとても伝わってきて、この子達の夢が貧困により破れてしまうような未来を止めていかなければならないと思いました。

しかし、対策の方法によっては、彼らの仕事がなくなってしまうと言う観点もあると言うことに気づき、本当に難しい問題だと改めて考えさせられました。

そして、スラムにいる人々は皆なとても明るく陽気で、幸せそうに今を全力で生きているように見えました。

そんな彼らは、目が合うと必ずと言っていいほど、大人も子供も手を振ったり、挨拶をして、わたしたちを歓迎してくれました。

住民同士もとても仲が良く、笑い声が絶えない場所でした。

特にグっときたのは、年上の子が幼い子たちの面倒をよく見ていたこと。

折り紙を一緒に折ってあげたり、食事を先に回してあげたりと、強い絆と、心の温かさ、広さが伝わって来ました。

さらに、子どもたちと触れ合っている時、私が暑そうなそぶりを見せると、たった一台の扇風機の前に連れて行ってくれたり、椅子を譲ろうとしてくれたり、服が汚れていれば拭ってくれたりと、私たちのことも気遣ってくれる子どもたちに、逆に自分が彼らから学ぶ事がたくさんありました。

1週間過ごしている中で、私たちが活動で訪れたようなスラム街から、少し車を走らせれば、栄えた町が現れ、バカンスで有名なリゾート地も出て来る、貧富の格差を目の当たりにしました。

もちろんこのような問題はメディアでたくさん目にしたことがありますが、想像以上に来てみないと知らなかったこと、来て初めて知ったこと、実感したことが多く、心から来て良かったと感じる毎日でした。

こんなにも貴重な体験ができたこと、関わってくれた全ての人に感謝しています。

2023年9月

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