海外ボランティアで知る途上国の幸せ
自分よりも過酷な環境で毎日ギリギリの生活をしているのに幸せそうに暮らしている途上国の貧困の人たちと触れ合い、幸せって何だろう?と考えされられた。
海外ボランティアに参加した人が持つ感想です。
海外の貧困は哀れで、自分たち裕福な国の人々が手を差しのべてあげるべきだ。
こんな先入観を持って海外の途上国に来た人はなおさら。
人はどんな時に幸せと感じることができるのか。
そして幸せを感じられない理由を海外ボランティア参加者の感想を通して考えます。
幸せを感じるメカニズム
あなたはどんなときに幸せを感じますか?
人は今を直近の出来事と比較し幸せとか良かったを判断し、過去のことを含めた絶対的な評価はしません。
例えば今日のお昼ごはん。
あなたの評価は最近食べたお昼ごはんと比べて評価する。
おいしかったとか、期待外れとか。
毎日同じような生活をしていれば明日は昨日と同じ暮らしの延長になるので感動も幸せも感じることができません。
もう一つ日本人に多い特徴が人との比較です。
友だちや知人と自分を比較して、自分は幸せだとか恵まれていないとかを判断してしまいがち。
自分の目標や基準が定まっていないので、他と比較することで自分を判断してしまいます。
これではいつまでたっても幸せの満足感を得ることはできません。
海外なら自分を見つめなおせる
今の自分の立場や環境を世界規模で考えるなら海外ボランティアで貧困の人たちと触れ合ってみたどうでしょうか。
海外ボランティアに参加して途上国の貧困スラムの生活や貧困層を言われる人たちと交流すれば自分の生活を俯瞰して考えることができます。
そこは日本では見たこともない衝撃的な光景。
海外の途上国のスラム街やゴミ山を訪問し貧困層と触れ合えば、当たり前の毎日を過ごしていた自分がどんなに幸せだったかを知る機会になります。
今の自分に悩んでいたりスランプを感じているなら、当たり前の毎日とはまったく違う環境に一度身を置いてみてください。
途上国の貧困を見れば、あなたの悩みは些細だったことに気づくでしょう。
貧困でも幸せの理由
海外ボランティアに参加した人がまず驚くのは、明るく笑顔で暮らしている貧困の人たち。
途上国の貧困の人たちの方が、自分より幸せそうに生きているのはなぜ?
答えは先進国と途上国では幸せの基準が違うからです。
毎日の食事にも苦労している発展途上国の貧困層は、幸せを昨日の生活と比べたり人と比較して判断しません。
自分に出来る現実的なことを幸せと考えます。
途上国でも先進国でも食べ物は生きる上で最も大切。
但しおいしいものを求める先進国とは違い、粗食でも食事が摂れればそれで幸せ。
日本では核家族化が進んでいますが途上国では家族との生活を大切にし家族と一緒にいれれば幸せを感じます。
食べ物があって家族と暮らしていることをどれだけの日本人が幸せと感じているでしょう。
海外ボランティアに参加すれば自分の考えや先入観と、途上国とのギャップを感じます。
幸せな人とはどんな人
いつも笑顔
家族や友だちとのつながりを大切にする
昨日の悩みを背負わず、今日を生きる
あなたはどうですか?
驚くことにこの3つは途上国の貧困層の人たちの思考にそのまま当てはまるんです。
毎日に行き詰ったり、最近幸せを感じられなくなったら、思い切って海外ボランティアで途上国の現実を知り、自分の毎日を見つめ直してみたらいかがでしょうか。
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