フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

ゆき 北里大学
 
私が今回グローリアセブに参加したきっかけは、自分の日々の生活を当たり前に感じてしまい、当たり前の日々に感謝するようなことがあまりないなあと感じたからです。
 
 
今、大学1年を終えて、大学に行って勉強できることが当たり前の環境にいると、勉強を投げ出したくなることも多いし、正直にいって大学に行きたくないと思うこともあります。
 
だけど、学校に行きたくても行けない子のことを考えれば、自分はすごく恵まれた生活を送っているし、日々の生活に対して感謝を忘れずに生きていきたいと感じました。
 
 
 
フィリピンの子ども達はすごく優しくて、自分が地面に膝がついているときとか、肩に砂がたくさんついていたときにはらってくれました。
 
日本だったら4~5才の子が似たようなことをしてくれるのかと思うとそんなことはないと思うので、それはフィリピンのスラムの子たちが日々自然に道徳が身についているんだろうなあと思わされたし、日本が見習うべき所もたくさんありました。
 
 
フィリピンの子どもの中でも貧しい子どもはスリなどをしたりするイメージがあったけど、全然そんなことはされなかったし、日本人でも、貧しくなくてもする人はいるし、ただの偏見と感じました。
 
また、スラムに住んでいる人だってタランバンに住んでいる人だって両方ともフレンドリーだったので、どこに住んでいようが変わらず温かい目で迎えてくれることは嬉しかったです。
 
 
貧しいから不幸とか、多分彼らはそこまで思っていないのだろうと感じたとき、自分の価値観は偏見の目を持って得た価値観も変わったなとあと思っています。
 
 
 
今日4日間の活動を振り返った時、様々な夢を持った子どもたちに出会ったことを思い出して、彼らのそれぞれの夢が叶い、それで家族も豊かにして幸せにしてあげてほしいと感じています。
 
そしてスラムで出会った子たちが元気いっぱいにこれからも成長してほしいと感じています。
 
食料事情は思っていたほど厳しくはなかったけど、夢を多くの子が叶えられないこと、日本とは全然違うすごく悪い衛生環境にいることを忘れずに生活していきたいです。
 
 
そして小さい子たちとの関わり方がよく分からないと感じていた時に、声をかけてきてくれたり、お菓子をくれたり、手をつないできてくれて楽しい時間を過ごさせてくれた子にありがとうという気持ちを伝えたいなあと感じました。
 
 
 
日本とフィリピンを比較してみて考えたことがあります。
 
日本でもフィリピンでも裕福な子どもは自分のためにお金を使おうという発想に至ることです。
 
裕福になればなるほど、他人、家族のためにという考え方がなくなってしまうのだろうと考えてしまいます。
 
そして結婚などもスラムの人たちが10代で結婚しているのに対して、女の先生などは30才などで結婚しているなど、これも日本に少し似た所があると感じています。
 
「もったいない」という考え方は一応あるみたいだけど、ごはん1粒残さずなど細かいところまでは教えないことが分かり、その考え方がセブにも広まればいいなあと感じました。

 
 
 
 

2019年2月28日~3月6日
 
 

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