フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
まい 関西学院大学
渡航する前はスラムやゴミ山などは危ない場所、怖い場所というイメージを持っていました。
このプログラムに申し込んでから、何度もやっぱりやめてしまおうかと思い、行くと決心してからも色々とマイナスに考えてしまい、不安で夜眠れないことがありました。
しかし、いざセブ島に着いて貧困地域で暮らしている人々と出会うと、彼らはすごく優しく暖かな笑顔で私たちを迎えてくれ、抱いていた緊張や不安もいつの間にか消えてすぐに彼らと打ち解けることができました。
私は今までテレビなどで、貧困地域で暮らしている人々を見て、可哀想だなと思うことがあったけれど、それは間違っていて、彼らはいつも笑顔でとても楽しそうにしていて、前に向かって生きていました。
彼らの姿を見て、幸せの形って本当に色々なんだなぁ、裕福なことが幸せに繋がるのではないと強く感じました。
また、子どもたちの純粋無垢な笑顔を見ていると、本当に自分が悩んでいることなんて、ちっぽけなことだなって思いました。
フィリピンで感じたこと、学んだことを日本に帰ってからも忘れずに、これから先まだまだたくさん大きな壁にぶつかることがあると思いますが、彼らの笑顔を思い出して乗り越えていこうと思いました。
たった1週間という短い期間でありましたが、今まで生きてきた20年間で一番といっていいほど、色々なことを学び、考えさせられ、とても濃い時間を過ごすことができました。
普段日本で何不自由のない生活を送っているけれど、世界の多くの人々にとっては当たり前ではないということを今までわかってはいたけれど、どれほど不自由な生活を送っているのかなど、想像もつかないし何も行動に移せずにいました。
しかし、今回その現場を目の当たりにして、私たちとどれほど違った生活をしているのか深く知ることができたので、日本に帰ったら、すぐに何かできることから始めてみようと強く思いました。
まずは、この話を友人などに話し、SNSで拡散するなど、もっともっと多くの人に貧困地域で暮らしている人々に興味を持ってもらおうと思います。
ボランティアってとても過酷なイメージがあったけれど、自分自身とても楽しみながら参加することがでました。
また必ずセブ島に戻ってきたいと思います。
本当に貴重な経験をさせていただきました。
2019年8月