フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

あかり 常葉大学
 
今回のセブ島でのボランティア活動を通して、セブ島に対するイメージが大きく変わりました。
 
 
セブへ来る前まではリゾート地というイメージが100%と言っていいほどでしたが、来てからはリゾート地とは掛け離れているスラム街の多さに驚きました。
 
教科書やメディアでの情報はごく一部で貧富の差を目の当たりにしました。
 
 
スラム街は本当に子供が多いということが印象的で、スラムの子供達も学校に通えていると知り驚くと同時に安心もしました。
 
尚且つスラムの家には電気が通っておらず暗いイメージを持っていましたが、テレビやラジオ、パソコンもあり実際に来て見なければ分からないことを発見することができました。
 
 
海辺のスラム街が1番衝撃を受け、少しでも足を踏み外したら下はゴミが沢山落ちている海で、匂いも良くなく人が住めるとは思えない場所でした。
 
まだまだ衛生面、食料面、教育環境など日本では考えられないようなことがセブでは当たり前の日常で、自分たちがどれほど恵まれた環境で生活しているかを実感する日々でした。
 
 
 
一番心を打たれた出来事はロイくんの家に家庭訪問に行った際、私が「どのような時に幸せを感じますか?」とロイくんの母親に質問すると「毎日だよ」と教えてくれたことです。
 
毎日という言葉に重みを感じたのは初めてで、その回答を聞いて涙が出てしまいました。
 
また子供達に夢を聞くと家族のために〇〇になりたい、お母さんを助けてあげたいという子供達が多く、自分も家族に対しての考え方を変えなければいけないと思いました。
 
 
 
今まで、夢にしてもなににしても家族よりも自分を優先してきて自分のために勉強しよう、お小遣いが欲しいからバイトでお金を稼ごうという考え方しか持っていなかった自分が情けなく感じました。
 
ゴミ山や山岳地域どこへ行っても子供達は無邪気で活発で本当に可愛い子達ばかりでした。
 
小さい子供が他の小さい子どもの面倒を見ていたことや、食べ物を譲っている姿を見て、みんな食べ盛りの成長期なのに、なぜ食べ物が十分ではないのだろう、と考えてしまいました。
 
子供を抱っこやおんぶをした時に、軽くて細くて折れてしまいそうで貧困層の食料不足をなんとか改善したいと思いました。
 
 
 
子供たちのあの笑顔は一生忘れません。
今自分が大学へ通えていることもご飯が美味しく満腹に食べることができるのも毎日感謝すべきだと思いました。
 
 
日本に帰ったら絶対にこの経験を少しでも多くの人に伝えて、両親に感謝の言葉を伝えます。
 
 
この1週間は自分にとって学ぶことが多く、貴重な経験をさせて頂きました。

 
2019年9月
 

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