短い期間のボランティアでも成果がある
貧困で困っている海外の人たちに対してなにか貢献する活動をしたい。
でも、長期間現地に滞在するのはムリだから1~2週間の短期なら。
海外ボランティアに参加する多くの人たちの考え。
ある程度時間に余裕のある大学生も、まして社会人ならなおさら時間的な余裕が少ない。
では、短期ボランティアで出来ることはあるのか?
フィリピンのボランティアに1週間参加した大学生も
「フィリピンの人たちから学ぶことばかりで、自分は何もしてあげられなかった」
と、感想文に書く参加者が多いです。
食事を配ったり、子どもたちに余暇を提供したり有意義な国際協力活動を行っているのですが、助けになっている実感がなかったのかもしれません。
では、短期のボランティアでは意味がないのか。
いいえ、
そんなことは絶対にありません。
短期間の海外ボランティアの成果と自分が得る経験について説明します。
目に見えない国際協力
短い期間のボランティアだと活動が駆け足になります。
数か所の場所を1日で訪問し、支援につながる活動を行う。
1か所の滞在時間は1時間から2時間。
あっという間で、支援の実感が沸かないかもしれません。
でも、多くの人たちへの支援に関われるし、場所によって異なる貧困状況も学べる。
例えば食事配給活動
これがどれだけ現地の人たちに役に立っているのかをはかり知ることはできません。
ごはんの配給には大勢の人が集まり瞬時になくなってしまうから。
子どもたちとの交流ボランティアも。
一緒に遊んだり、おしゃべりしたり。
これらは目に見えない国際社会貢献なのです。
貧困の人たちはどれだけ食事配給を待ち望んでいるか。
娯楽のない子どもたちはどれだけ遊びたがっているか。
一方、長期間のボランティアの場合。
貧困層のために家を建てるとか環境保全を目的としたマングローブの植林ボランティアなどを通して住民と深く関われます。
家が出来たり植物が植われば目に見えてわかります。
目に見える達成感もあるでしょう。
もちろんそれは有意義な国際協力ですが、支援対象は限定される。
教育や食育は将来につながる支援です。
短期間では目に見えませんが、それを続けていくことに意味がある。
あなただけでは完了しなくても、次のボランティア参加者が受け継いでいくことで意義が増していくのです。
短期の海外ボランティアでわかる国際社会
例え短期のボランティア活動でも、あなたは多くの現実を知ります。
いえ、短い期間だからこそ何か所もの場所を訪問できるので、全体像が理解できる。
スラムと言ってもみんな同じ境遇の人たちが住んでいる訳ではありません。
働いている子どももいれば、路上生活している子も。
様々な場所訪問することで現実と課題が見えてくる。
それはネットや座学では絶対に知り得ない貴重な情報。
例えばフィリピン セブ島でのボランティア。
ほとんどの日本人のイメージはセブはリゾート。
貧困やスラムなんて考えたこともない。
でもボランティアに参加したあなたは知るでしょう。
セブ島の大半はスラム街で、写真で見るセブのきれいな海はほんのわずかなことを。
市街地や観光地にはストリートチルドレンがいる現実を。
ニュースでは報道されない事実。
セブ島の経済は観光で成り立っているので、ネガティブな情報は流さないのです。
また、ボランティア活動中に触れ合う子どもたちから彼らが大切にしていること、将来の希望、現在の悩みを直に聞くことができます。
それはきっとあなたが思いもよらなかった話。
先入観は覆されます。
さぁ ボランティアはここからがスタート。
現地の生活環境、人々の願いを知ったら自分にできることを考えてください。
海外経験を生かして継続的な国際貢献
あっという間に終わった海外ボランティア。
でも日本に帰ってきてからも出来る支援はある。
あなたが自分の目と耳で確かめた情報を友達や家族に話す。
海外の貧困層の様子や暮らしぶりを日本で広めてください。
ボランティアに参加したあなただからわかる現実。
短期の経験で充分。
日本人は海外の本当の現実を知りません。
セブはリゾート
貧困は可哀想
ボランティアに参加したあなたは知ります。
これらが間違えであるのを。
あなたが伝えた情報で、海外ボランティアに興味を持ち自分も行ってみたいと考えるお友達もいるかもしれません。
国際協力に興味をもってもらえるだけでも良いのです。
それができるのは短期間でも実際に社会貢献活動に参加したあなただけなのです。
継続的に支援活動に関わるなら寄付と言う手段も。
日本人は寄付=お金を想像しますがお金だけが支援ではありません。
グローリアセブには、学校単位や周辺の住民に声をかけ古着や文具を送っていただける個人、団体の支援者がいます。
どんな子どもたちがいるか、
何が必要か、
ボランティア経験者ならきっとわかるはず。
周りの人たちにも声をかけ物資を集めてください。
グローリアセブに送ってもらえれば、必要な子どもたちに寄付します。
配布後には写真やレポートも送りますので、協力していただいた仲間に報告してください。
寄付した古着や文具は、どこかの誰かにではなく、あなたの知っているあの子に手渡されます。
短い期間でボランティアに参加してみる
国際協力活動に興味のある学生でも、半年も1年も海外のボランティアに参加できる人はごく一部。
1週間のショートでかまいません。
海外ボランティアに参加して、自分の目で海外の現実を確かめて下さい。
現地の人たちとの交流を通して、あなたの将来が決まるほどの刺激を受けるでしょう。
それは観光旅行では体験できない貴重な経験。
そして、ボランティアが終了し帰国すれば、いつものせわしない毎日が待っている。
でも、そこで海外経験を忘れてしまっては参加した意味がない。
海外でのボンティアを通して自分が得たもの。
そして継続できる支援。
ボランティアは、終わった後にはじまるんです。
日本に戻ってきてからも国際支援にかかわっていく方法は大学生が海外ボランティアを継続していくためのロードマップに詳しく書いていますので、興味のある学生は参考にしてください。
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