フィリピン セブ 地域開発ボランティア体験談
夢子さん 30歳
普通の暮らしを幸せに、と言う福祉理念の元、日本で約5年間、知的障碍者の自立支援に関わってきました。
今回、グローリアセブの地域開発ボランティアに参加するきっかけとなったのは、以前個人旅行でセブを訪れマクタン島からセブシティへ足を延ばした際に見た光景でした。
ストリートチルドレンと呼ばれる子どもが昼夜問わず交通量の多い道端やメインストリートの歩道橋で寝起きし、時折通りがかる旅行者を見つけては物乞いをする姿、幼児が赤子を抱きぐったりと路上に寝転ぶ場面にカルチャーショックを受け、帰国後もその光景が頭から離れずインターネットを介して衝動的にセブの地域開発のボランティアら申込みしました。
現地に自分自身の足で立ち五感で感じる世界はインターネットで調べていた知識をはるかに超え、私自身に「どう生きるのか」「何ができるのか」「普通とは何なのか」を痛いほど語りかけてくるのでした。
1週間と言う短い期間でしたが何もかもが激しく私の心を揺さぶり、普通の暮らしと言う価値観はすべて簡単に崩れ去ってしまいました。
未来の生活へと思考を及ぼすことが難しい貧困状態の中でも子どもたちの未来には学習が必要であり、輝かしい将来を手にするチャンスが平等にあるのだと言うことを改めて深く理解することができました。
山村集落での授業では子どもが真剣な眼差しで一生懸命取り組む姿や学びたいと言う意欲、グローリアセブのスタッフの素晴らしいサポートに感動しました。
昨今、たくさんのボランティア団体がセブで活動されていますが、グローリアセブのように子どもたちとの距離が近く地域の生活の中へ溶け込んみ信頼されている様子や、ボランティアに参加した私たちの支援の行き先が生々しいほどにはっきりと見通せるボランティア団体は他にないと思いました。
最後に、自分の年齢や英語力に大きな不安を感じていましたがそんなことは全く気にならないほど親切に対応してくださいありがとうございました。
何か支援したいと言う立場で、セブの地域開発ボランティアに参加しているにもかかわらず、逆に様々なことを得させていただき、自分の人生や生活にさえ輝きを感じています。
グローリアセブのボランティアに参加して本当に良かったです。
地域開発ボランティアの活動の中で出会ったたくさんの人たち、輝く未来への希望が抱けるよう日本から応援します。
また会えることを願って。
2016年9月23日~29日